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492.相手をみたら疑うことも考えよう

あいかわらず、お年寄を中心に狙われる「オレオレ」詐欺が横行しています。国内、海外でも優しそうな人の良さそうな人への押し売りセールスが盛んです。特に海外ではおとなしい日本人はカッコウの餌食になりやすいです。日本の各地の旅番組を見ていても、人にやさしい親切な日本人がたくさんでてきます。インバウンドのキャッチに日本の良さは、日本人の優しさ、おもてなしだともされています。これらを見ているとへそ曲がりな私はちょっと待てよ、相手をすぐに信じて控えめで、すぐにもてなす、そんなに性善説だけでは世の中は回るのかなと思います。日本では表裏があることが偽善者のように悪く言われますが、初対面やあまり良く知らない関係で相手を信じてはだめです。必ず裏があります。欧米人のように握手をしながら相手の足を平気でけっ飛ばし合う領域までは難しいですが相手を疑うことは長い目で見ると大事だと思います。

人間のストレスは100%人間関係ですが、そのもっとも大きな理由は相手を信じていたのに裏切られたというものです。日本人は簡単に相手を信じすぎるのです。信じた人も悪いのです。近隣国や東南アジアの人間は自国人でもまず他人は信じない、だからおもてなしなど意味がないと思っています。必ず相手を疑います。ですから裏切られたと言ったトラブルは少ないのです。日本人は自分が誠意を尽くせば相手も応えると思いがちですが、それは海外ではありません。中国進出した日本企業の大部分が中国人に騙されたと言って引き上げていますが、それは中国人のビジネス慣習、国民性を知らない自分の責任でもあるのです。そして日本人は不利益にあっても相手を信じ続けて最後にブチ切れることになるので、相手と険悪な関係になるのです。最初からおかしなこと、疑問に思うことは、相手を信用せずにどんどん聞くべきです。そうすることで相手がこちらを舐めてくる度合いは減っていきます。国際ビジネスも政治も同じで、相手にまずNoということ、言えることが大事です。それもある程度強くです。私のサラリーマン時代の上司はある国際会議で、舐めて来た欧米人に対して、I do not understand you. というところを I never understand you.と言いました。英語表現的には問題あるかもしれませんが、相手にこちらの意志は伝わり、なめられたりいいなりになることは決してありませんでした。

相手を信じない極端な国はイスラエルです。自国領土を2000年も持たないまま民族として生き続けるには、ひとつにかたまってはいけない。人を信じてはいけない教育を徹底します。小さい自分の子供をタンスの上に立たせ、さあ自分に飛び込みなさい、受けるからと言って、飛んだらよけるのです。泣く子供に対して親だって信じられないのだから、絶対に他人を信じるなと教えるのです。たぶんイスラエルにはオレオレ詐欺はないでしょう。

相手を信用しなくなると、仲間内では不人気になるかもしれません。あいつは性格悪いとか素直ではない、人を信用しないとか、いい人ではなくなります。でも簡単に相手を信用して裏切られて関係性がより悪くなるよりいいでしょう。そんなにいい人である必要はないと思います。

それでは、チュース!!