タグ別アーカイブ: 課題創出

586.自分からの課題創出は、あきらめている

新年あけましておめでとうございます。いつもの通りのブログです。

よく言われる日米比較で、大学卒の志望先は、アメリカでは、起業、ベンチャー系、中小企業、大企業の準に対して、日本は大企業(公務員含む)、中小企業、ベンチャー系、です。その原因は、日本人は、昔から寄らば大樹の陰、親方日の丸気質によるものとされました。

でも、それはどうして起きるのか考えてみました。その理由は長年の教育システムだと思います。入試のための教育になっているため、どのくらい記憶しているかのお試しテストです。数学や、理科でも回答パターンをいかに見つけるかにかかります。その技を徹底的に教え込むが塾です。難関校に入るのは、大都市周辺の生徒が有利なのは、そのような受験のスキルに特化した塾が充実しているからです。ある大会社の人事部長から聞いた話では、大学、成績がほぼ同じなら大都市の私立有名受験高校より、地方の県立高校出身を選ぶと言っていました。地方県立高校のほうが、受験だけでなく余分はことをしているから、伸びしろが大きいということでした。もちろんその方の個人的見解です。

話は戻って、受験勉強も大学での勉強も、ほとんどが問題を出されて、早く回答する能力が訓練されます。卒論テーマは別とも思われますが、だいたい研究室の先生がテーマを決め、指導してくれますから、テーマ、課題を自分で決めて、トライすることは、ほとんどないのです。それで会社に入ってきて、各部署に配属されると、あらかじめ仕事内容や、研究テーマは、先輩、上司から指示されますから、そこでも自ら課題を考えることは、ほとんどありません。指示された仕事を、従順に文句を言わずに、早く、正確にさばく、こなせる社員が評価され課長くらい、時には部長までなっていくことが多いのです。

よく会社の管理職が、最近の若い者は、指示待ちが多くてと嘆きますが、実は昔からそうだったのです。私が、新入社員の40年前も上司は同じようなことを言っていました。それを言うのは管理職の鉄板コメントなのだと思います。前置きが長くてすみません。なぜきょうこのテーマを上げたのは、最近マネジメントコーチをしていると、上級管理職、課長、部長、役員には、なりたいと全員言うのですが、では、なった時に何をしたいのですか、どんな管理職になりたいですか、と質問すると、多くの方が、はあ?という顔になります。役職は欲しい、なりたいのですが、何をしたい。どういう課題にチャレンジしたいという具体的テーマはほぼないことが多いのです。もちろん役職に相応しい、レベルの高い、会社に貢献でき、部下指導もきちんと、の漠然とした一般的なことはありますが、自分から課題を創出して、そこに想い、魂、エネルギーを入れて何かを成し遂げたいというパワーを感じる人が少ないのです。その課題の答えまで、求めてくる人もいます。逆らわずに、きちんと仕事をしてきたから、そのポジションに来れたのは事実です。しかし、マネジメントとリーダーシップを発揮しながらテーマを自発的に創出してチャレンジしていくエネルギー、オーラは少ないのです。もちろん全体の中で、そういう人は2割くらいいれば良いのですが、ゼロだと未来の会社の発展、難関突破は難しくなります。

自分の自己成長と会社の成長の関心を持ち、「丸くならずに、星になって尖れ」が欲しいです。(これは、今日の箱根駅伝のサッポロビールのCMの三谷幸喜のパクりですが)。こうなることは難しいですが、そのためにはどうしたらいいか。当たり前ですが、視点を上げて、多くの人に会い、いろんな仕事に自らチャレンジなのです。そのあとは自分で考えましょう。

それでは、チュース!!

563.問題解決より、課題創出が大事かもしれない。

私は、いろいろな問題解決のセミナー、コンサルをしていますが、その9割は問題解決のプロセスの演習と論理です。これはもちろん意味があります。しかしその場合は既に、問題、課題ができている場合がほとんどです。各種解決法の名前は違いますが、その課題のあるべき姿と現実から問題を定義する、問題の所在をロジックツリー、ミーシーで分解して、あたりをつける。その問題について、事実をたくさんあげて、なぜなぜ問答で真因を突き止める。その真因についての対応策をブレストでたくさんあげる。それを評価して、やる優先順位を決める。後は、実行アクションプランを作り、実行、検証を行う。もちろんプランには、納期と担当者を決める。ほかに加えるとしたら、決定分析として、対応策の評価項目を、詳細にきめる手法。問題をなぜなぜではなく、起きている場合と起きていない場合の境に焦点をあてる問題分析手法、実行時のリスク減少、リスク対応を詳細に決めておくリスク分析、問題の前提を疑ってみる真の問題発見、などなど巷にあふれています。いわゆる、問題解決、ロジカルシンキングの分野です。

しかしながら、これはセミナーでの話で、実務では自分、自組織の問題は明らかになっていません。実は本当に大事なことは、実務の中から良い問題を見つけることです。見つけるポイントは重要なこと、緊急なことの切り口です。その時に一番大事なことは、自分が状況の違和感を感じる感性があるかです。また部下にその感性をもたせることです。

問題とか、課題は、あるべき姿=理想がない人には、生まれてきません。このままでいいという人には、何も問題がありません。最近の人、若者、中堅、シニアに限らずこの感性を持たない人が増えています。だから、いくら問題解決の手法を学んで、習得しても実務では、問題創出ができないので、役に立たないのです。感性さえあれば、たくさん関心事、心配なこと、気になることが出てくれば、それを整理する方法はあります。

感性を育成する、研修はいまのところありません。自分の持った才能と、経験、体験からしか感性は生まれてきません。感性がない人は、いわゆる鈍い人です。いろいろな人にあったり、本を読んだり、セミナーに出たり、旅をしたりして、磨いていくしかないです。それでもない人は、感性の部分は他の人に任して、出てきた問題を筋道どおりに解決していく役割でもいいです。その時は、なぜその問題が大事なのか、意味、目的、意味を十分理解しないといけません。でも、キーパーソンは会社、組織の良い課題を見つけないといけません。しかし個人の大事な問題、課題は自分自身で見つけて、実行していかないといけません。メンタルになるほど考えすぎない程度にですが、自分で考えてください。

それでは、チュース!!