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446.サラリーマンは真剣に聞き流すスキルも大事である

私が、若いサラリーマンの時の上司は、すごくできる人ではありましたが、部下が考えることは不要と考え自分のやり方を忠実に実行すれば短期的に成果を上げると信じて実行した人でした。当然今ならパワハラで訴えられるレベルで、仕事の指示、命令と一緒に人格否定を伴う罵詈雑言を浴びせかけてきました。ナイアガラの滝の観光船で滝下から上を眺めた時の莫大な量の水のように罵詈雑言が降ってくるのです。課の半分くらいは病んでしまいました。その課長は「獅子が子供の成長のためにあえて深い谷に落とす」というのが口癖でしたが、部下は誰も信じていませんでした。但し上司がフェアなのは、課員、誰に対しても同じように叱責するのは良かったです。10人くらいの課員は、深い谷に落とされたらもう上に上がるのはやめよう、谷の底にいようと結束していました。

そのうち誰かが、「罵詈雑言を真剣に聞き流せばいいんだよ」、というアイデアを出しました。嫌な顔をして、反抗的な態度とったり、質問すると叱責が倍増するから、とにかく外見は真剣にまじめに聞くようにして、その中から仕事の指示だけは抽出して出来る範囲でやる、それ以外の感情な中傷や嫌がらせ発言は聞き流そうと言うことです。全員がそれはいいねと同意して、上司の罵詈雑言は趣味みたいなものだし、変えることはできない、また自分も会社、職場を変わることもできないから、怒られたら、「真剣に聞き流そう」という合言葉で一致しました。そのあと、課員の中で罵詈雑言に対するストレスは減っていったと思います。

最近、いろいろな会社で上司との関係による、メンタルや落ち込み、凹みで出社拒否、退職する人がかなりいます。もちろんパワハラは否定ですが、社員のほうも、ゆとり世代で学校で怒られること、競争して負けることが少なくなり、厳しい叱責の体験が少なく、小さな刺激で凹んでしまうのです。また、私から見るととてもまじめで、おとなしい、従順な人が多くて、上の言う事を全部まともに聞いてしまう人が多いように思います。上司の指摘は仕事に関する冷静な部分以外、負の感情的な部分は、聞き流す、やり過ごす、すぐに忘れるスキルが必要です。何か言われても、負の部分は心や体にまで影響を受けない、残さないことです。すぐに忘れるには、他の楽しい好きなことをして置き換えることです。そうしないといつまでも負の部分を引きづってしまいます。まじめすぎに、ハンドルの遊びを持って、いい、加減にやることが大切なのです。

昔ある課長が、部下が不注意な大きなミスをして、30分くらい全身全霊で部下に指導、叱責したところ、その直後にその部下から、軽やかに「課長、これから麻雀いきましょう」と誘われて課長の方が今度は落ち込んでいました。部下もそのくらいの根性が必要です。

それでは、チュース!!

383.年長者だからといって、その言動をそのまま受け入れる必要はない

年末にあるスキー場で目にした光景、その70過ぎの品の良さそうなシニアの男性は、試乗用のレーシングレンタルスキーを返しに来たのですが、1時間のレンタル時間の約束が2時間になってしまい、レンタル屋さん係の人から時間通り返却してくれと注意を受けました。まあよくあることなのですが、そのシニアは注意されたことに逆ギレして、時間なんか見ていないとか、聞いてないとか、金を払えばいいんだろうとか、すみませんの一言が言えなくて、もめ続けていました。最近このような横暴横柄な一部のシニア、お年寄りをよく見かけます。映画館の中でちょっと物音がしただけで睨みつける老人、電車の優先席の前で、早く席を譲れと威嚇する超元気な老人などです。彼らは年長者という理由だけで、敬意を受けられると思い、何でも許されると思っている勘違いの人たちです。

私は、会社、仕事、家族・親戚、学校・クラブのOB会、同窓会、いろいろなサークル、ロータリークラブなどで、年長者から、価値のある真剣なアドバイス、役に立つ深い助言をもらったことが、ほとんどありません。もちろん少ないですが貴重な助言は頂きました。逆におまえのためにという善意の枕言葉はつくのですが、かなりその人の短絡的な考え、また助言をする人の立場、権力を守る発言、その人の経験だけからの狭い視野からのもので、私には当てはまらないものがほとんどでした。年は取っていてもいろいろな経験をしたり、自分の頭で考えて行動してきた人は少ないのです。さらに昔と現在では、環境は大きく変わっています。年長者・老人は若い人たちに教えることなど何もないのが現状なのです。ただ権力は持っています。そんな人たちの教えは役に立たないと思ったほうがいいです。

最近、ある会社で行った研修で、年代別に分けて同じケース、テーマでセミナーを行いました。自分たちの業務に関連あることでしたが、経験、知識のある年配チームより、若い経験の少ないチームのほうが圧倒的によいアウトプットを出してきました。年配チームは自分の経験、知識、勘に頼り、起こっている事実から目を背けるのです。すぐに間違った結論に走ります。若いチームは、事実を冷静に見て分析を行い、原因追求、課題の設定のステップを踏んでいきます。こうなると長い経験、知識は必要なのかと思ってしまいます。純粋な無垢な目、感覚でアプローチのほうが有効だったのです。必要に応じて、知識、経験を聞けば良いのだと思います。経験・知識は年配者が、自分を偉そうに見せるためのはりこの鎧のような気もします。

きょうの結論ですが、年長者だからと言ってその言動をそのまま受け入れる必要はありません。それより、事実をきちんと探して、状況を分析し、自分の足で動いて、頭で考えて結論を出し行動して行くことが大切です。年長者の言うことに従って行動しても年長者はその結果に責任を取ってくれるわけではありません。あくまでも助言なのですから。自分で考えて行動したほうが失敗しても納得感があります。ただひとつここで言っておきますが、年長者の助言は否定するのはでなく、ハイハイ、ありがとうございます、と言って、真剣に聞き流してください。そこがポイントです。

それでは、チュース!!