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575.真面目に一生懸命やっている人が馬鹿をみない社会

今は、世の中変革期です。社会の構造が変わろうとしています。今までのモデルが変わろうとしています。社会環境の変化による年功序列崩壊と能力主義、職場での男女平等、女性の社会進出、出産・子育て制度、年金制度の変更によるシニアの進出、外国人労働者の進出、メンタル疾患の人へケア、などなどです。それに対しての制度は様々にできつつあります。それは、素晴らしいことです。ただ、現行制度との緩やかな整合性が必須です。それらの新制度、システムは、新しい人たちの権利を認める方向に当然ながらなります。しかしながら、組織、会社の目的、目標、ノルマは変わらずに進めていくために、新しい権利を認めると、それによって起きる仕事、業務のしわ寄せが、それまで真面目にルールに従っておとなしくやってきた人にきてしまいます。たとえば、産休に入る人や、時短の方が出てきても、仕事量は変わらない。新人の退職者が多いので、新人には有給休暇を最大にとらせるが、元からいるひとはそのままである。シニアは工数としてはカウントされるが、意欲、能力が低く、パフォーマンスは低い。メンタルになった人の病気療養中の欠員は補充されない、などです。それから、どこの職場にもいる、最低限の仕事しかしない人、まわりに悪影響を与える人に、上司や周囲は必要以上に気をつかいすぎていて、真面目にやっている人はほっておかれることも良くあります。

真面目に一生懸命やっている人は、おとなしくて、従順で、文句や不平を言わず、もめ事を嫌う、良い日本人の典型の人が多いので、上からうまくやってくれと言われると、自分が犠牲になって会社、組織のために頑張ります。そのうち何かよいことがあるだろうという期待もあるのですが、実際には期待は応えられることはなく、そのはしごは外されます。いま、この人たちが増えています。

では、どうしたらよいか、日本の会社、組織は、我慢、忍耐が伝統的に美徳として残っています。その前提は、そうしていたら将来、報いてくれるという暗黙の信頼関係があったからです。しかし、それはなくなったと思ったほうがよいでしょう。自分がおかしいな、公平、公正でないな、無理なことをやらされているなと思ったら、すぐに声を冷静に、事実をもとに上げることです。少しの勇気と、言ったときに少し摩擦はおきますが、それをしないとストレスが溜まってあとになって爆発します。体、心にも負担が来て病気にもなります。

会社、組織はどうしても、問題が起きているところ、大きな声を上げているところに、関心も対応も行ってしまいます。小さな、人に関する問題は、マネジャーの力量としてしまう傾向もあります。しかし真面目に一生懸命、おとなしくやっている人たち(全体の8割はそうです)が幸せを感じるような。仕組み、風土を、マネジメントをしていかないとだめなのです。

それでは、チュース!!

427.自分から我慢、ガマンをしている日本人はほんとに多い

日本人の美徳は、忍耐=我慢とずっと言われています。典型的なのは昔のNHKの朝ドラ、おしん、です。子供の時に奉公に出され艱難辛苦の上、成功者になるあれです。世界中で放映され日本人のイメージを作りました。しかしあれは昔の話、今の時代は裕福になり大学進学者も50%を超えそんな我慢の時代ではないはずなのですが、学生も社会人もホントに我慢している人が多いと思います。ただ嫌らしいのは我慢を売りにしている人も多ういることです。先日北野武がテレビで言っていましたが、「〇大ラグビー部は5軍まである。そこにはろくに走れない人もいる。理由は就職の時、私は試合には出ませんでしたけど、4年間名クラブ部で我慢してやってきました」ということをアピールするのだそうです。日本の古い会社の中にはまだタテ社会で、上意下達で、理不尽な命令でもおとなしく聞く社員を求めているかもしれません。しかしこれはもはや少数派で、駒は必要ですが自分で考えられない人はすぐに淘汰されると思います。

しかし、嫌々ながら我慢している人は多いです。コンサルや研修、街の飲み屋でも我慢のサラリーマンにたくさん出会います。生活のため、お金のために我慢というならやむを得ないことでありますが、そういうサラリーマンやサラリーウーマンをよく観察すると自分で何がやりたいのか今の仕事の先に何を求めているのか何もない、考えない人が実は多いのです。学生時代から、また会社に入ってから、また管理職になってからでも、周囲、上司の期待に応えることだけが自分の仕事の目的で、仕事をさばき、こなすことだけになっています。ですからやらされ感、満載で当事者になれません。もしその先に自分のやりたいこと、目指すゴールがあれば、今の仕事の取り組み方も変わってきます。確かにこれは、今の学校教育、会社の人財キャリア育成、職場環境に問題があるのかもしれません。そして多くの我慢している人は、その我慢の理由を会社や上司にせいにしています。何か双方にとって不幸な状態です。

私は、ある一時期仕事を覚える、慣れるまで、一定の我慢、耐える期間は必要です。せいぜい1~2年です。それ以上つらい我慢状態が続くなら、それを周囲、上司に言ったほうがいいと思います。我慢の連続だけではけっして成長はありません。仕事を変わるのもいいです。成長するならば、その仕事が好きになってこないとだめです。それは私の経験上から断言できます。急な坂をただひたすら我慢して長期間登ってもその先に、緑の平原はありません。その状態が続くだけです。また、人間関係での我慢は無駄です。すぐに周囲、上司に改善を訴えるか、自分からその場を去るしかないです。無駄な我慢に早く気がつき、自分自身の潜在能力が発揮できる場所を求めて、自分から動いていくことです。
それでは、チュース!!