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284.あれから40年の同期会

私は、冨士フイルムに1977年に入社しました。ですから今年で40年、綾小路きみまろの決め台詞「あれから40年」です。大志や野心を持って入社した若者もすっかりいい年になってきました。当時はオイルショックの後で同期は少なく大卒新入社員は77人、今や驚きですが総合職はすべて男の時代でした。毎年その会社の創立記念日だという1月20日に同期会をやり続けています。地方にいる人やいろいろな事情で来れない人が多く今年の出席者は22人(30%)です。学校の同窓会と同じで今、元気に楽しくやっている人がほとんどです。現在の職務状況をざっと見て見ると、

・去年、富士フイルム社長になった現役 1人

・富士フイルムの役員  1人

・冨士フイルムの関連会社の社長、役員 4人

・富士フイルムの関連会社の管理職、 3人

・早めに退職して起業したり、自営業、NPOの人 4人

・全くリタイヤして悠々自適の人 9人

・それに一般職で冨士フイルムにいる人女性 3人でした。

男に限れば、冨士に残って働いている人は、9人(40%)、外で働いている人4人(20%)リタイヤの人9人(40%)でした。冨士に残っている人は、いろいろと会社の不平不満を口ではいいながらも平均63歳まで会社にいられるわけですから、サラリーマンの勝ち組です。外に出た人(私もそうですが)は、虚勢も半分あるのでしょうが勢いは一番ありました。リタイヤの人は少し雰囲気が違います。静かに穏やかに自分の趣味の世界で悠々と静かに生きています。現役で働いている人たちに、「良く頑張るねえ」という余裕の表情をしていました。不思議だったのは、冨士フイルムの取締役や執行役員を去年退任し、去年の同期会までは元気に出ていた人、5~6人不参加だったことです。最後の社長出世レースに参加していた人たちですが、同期から社長がでると、やっぱり心情的にでたくなくなるのかなと勝手に想像してしまいました。

同期会は楽しい場で昔からの友達と楽しく話せます。しかし昔から相性の悪い人も出席していますから、なんとも気まずい場面にも出会います。そういう人とは大人のあいさつだけして深入りはしません。昔あった人で年を取ってから、仲良くなることはないと私は思っています。今仲の良い人は昔からも仲が良かった人たちです。

ところで同期から社長がでるのは、個人的にはうれしいことなので、社長になったS君(といっても同期ですから以前同様敬称略で話しますが)に、大きな会社の会社になると忙しくてたいへんだよね、ましてK会長という辣腕の会長が上にいたら、神経まいるだろうと言うと、S君の答えはまったく以外で、「社長なんて暇だよう、下がみんなやってくれるから、やることないよ、Kさんだって、うるさいけど、すぐに忘れるから、ほっとけばいい、うまくあしらっときゃいいんだよ」逆に、「おまえみたいに真面目にかんがえたらやってられないよ、いい加減でいいんだよ。優秀な人たくさんいるんだから」なんとも達観していて、K会長がS君を社長に指名した理由もわかりました。社長という仕事はその重圧でつぶれる人を選んではいけないということなんだと思います。

私の会社時代の親友のI君は、今大きなグループ会社の社長で力を発揮しています。彼は独身寮で部屋が隣だったこともあり、全部良く知っています。車とオーディオをこよなく愛し、野心はほとんどなく、たんたんと仕事をしていました。彼は、昔私に「おまえみたいに、向上心があって、よく勉強する奴が会社では偉くなるよ」と言ってくれました。しかし会社での結果、評価は完全に負けました。彼は仕事はそこそこできますが野心がないので、周囲や上司から愛され、だれからも嫌われず、ファンも多いのです。良い仕事が次々と彼のところにやってきます。同期会で彼に、その話しをすると彼は「その通り、俺は超ラッキー、サラリーマンでここまでくるなんて全然考えていなかったよ。おまえは、正しいけど、言い方が偉そうすぎたよな、だから嫌う人もいたんだよ。」今さら気がつくのは遅いけど、確かにその通りと笑いました。自営業は自分で何でも決めて動けますが、サラリーマンは相手があってのものです。良い仕事が回ってこなければ、いくら自分が頑張っているつもりでも、カラ回りするだけです。そこのところの塩梅は本当に大切です。難しいですが、サラリーマンの人は心に留めておいてください。

それでは、チュース

 

185.サラリーマンの上がり方

私は富士フイルムを10年前に早々に転職、起業してサラリーマンの道を全うできませんでしたが、この会社の同期は定年近くまで8~9割くらいはいるでしょう。とても良い会社なんだと思います。私は早期退職しましたが、ありがたいことに同期会には呼んでもらっています。事務系中心の集まりですが、毎年30人くらいは集まるでしょうか。来る人はだいだい今がうまくいって人です。さすがに会社とけんか別れしたり、会社を辞めてからうまくいっていない人は来ません。

サラリーマンも会社定年くらいの年令になるといくつかのグループに分類されます。

1.現役の取締役、執行役員、グループ会社の社長、専務、いわゆる勝ち組です。一番輝いています。少し疲れ気味の人もいますが、サラリーマンとしては、エリートで終わる人たちです。

2.1.のグループと同等の能力、努力で、最後まで出世レースに参加しましたが最後のところで運がなく、マネジメント層になれなかったり、なっても短期で退任させられ、今は転職したり、起業している人たち、まだ現役です。相当元気に頑張っています。反骨精神が強いです。

3.早めに、会社から離れていろいろな自分の道を歩んでいる人、まだ現役です。 私はここです。

4.役職定年、定年で、仕事から完全にリタイヤ、既に悠々自適の生活をしている人、たいていFace Bookをしていて、その優雅な暮らしぶりがわかります。

1.のグループの人は勝ち組ですが同期会では表面的には偉そうにしません。が会社では相当に偉いので、随所に上から目線のその言動が出ています。隠せません。もちろん同期会は懇親の場ですし、みな大人ですから和やかに談笑しますが、勝ち組の人たちは今も富士フイルムの重要なポジションで激務をしていて、日々仕事中心ですからリアルな会社中心の話をします。それ以外のグループの人は、もう会社の話からは遠くなっていますし、元いた会社の業績、人事などには興味も薄くなっています。また2.のグループの人たちは最後のレースで負けた心の傷があるでしょうから、1.の人たちとはなんとなく距離を感じています。1.と2.の人たちの間に、能力、努力の差はありません。かえって、若い時は2.の人たちの方が、頭が切れて、弁も立ち、仕事ができた人が多いです。部長まではだいたい同じようになりますが、役員になる時は、違う要素が大きく働きます。1.の人たちはそのことが良く、わかっている人たちです。

定年時くらいの同期会なので今は差があります。会社の役職の差で勝ち組と負け組の差が色濃くでますが、それぞれ一生懸命頑張って仕事をしてきた人たちですし、今、生活に困っている人もいないようですから、差があると言ってもそれらは50歩、100歩の違いのような気がします。違うもの差しでみたら、幸福、不幸も変わるかもしれません。また5年経った時の同期会はまた全然違ったものになっているでしょう。大きな会社の役職はみななくなっているでしょう。たぶん健康でお金がほどほどあって、良好な人間関係を持っていて、たくさんの趣味、ボランティアなどで楽しく時間を送っている人たちの勝ちだと思います。

それでは、チュース