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431.サラリーマンと自営業の習性

私は50才まで大手企業でサラリーマン、そのあと2社で雇われ社長、まあこれも圧倒的な支配するオーナーがいますからサラリーマンです。その後、54才で起業して9年になります。私は強い意志で起業しようと思ったわけではなく、なりゆきだったのですが、両方を経験してまた周囲をみてその特長、よいところ、たいへんなところを見てきました。

サラリーマンの良いところは、第一は安定していること、給与は働いてもそうでなくても定期的に口座に振り込まれます。段々と昇給もしていきます。ブランドのある会社ならそのブランドをまとうことにより、社会的な信用が得られ立派な人に見られがちです。クレジットカード、銀行ローンも簡単にできます。また昇進に伴い仕事の範囲を広く、大きくなり個人ではできない大きな仕事ができます。仕事を通して自己実現したい人にはうってつけです。自分と同じレベルの人が集まっているので競争もありますが、関係性、良い友人は作りやすく、仕事仲間、遊び仲間を作ることは容易です。うまく役員以上になれれば、それだけで社内外の羨望の的になり優越感に浸ることができます。ではたいへんなところは、ガチっと決まった会社の規則、枠。ヒエラルキーに従順に従うことが求められますから、自分勝手な自由な発言、行動はできません。ぶっ飛んだ言動はできません。したらそれなりのペナルティーがつきます。人間関係、特に上司との関係に気を配らないといけません。評価は他人、上司がするのでその期待に合わせることを無意識でできるようにならなければなりません。もちろん偉くなることを諦めればその必要はありませんが、周囲から悪く言われたり、悪い噂は普通の人にはきついことです。ですから良好な、世間常識に従った人との関係性は組織内で必須です。時には理不尽、不条理な扱いにも我慢しなければなりません。よく俺は組織内自由人という人がいますが、よほどの特技を持っているか、トップの庇護を受けている人です。普通の社員はできません。

では、自営業はどうか、一番の利点はまったく自由なことです。自分がトップですから全て自己責任です。儲かればド派手なことも許され、赤字になれば貧乏に耐えなければなりません。組織ではありませんから、社内人間関係を気にする必要はありません。気楽です。自営業にとって大事なことは自分のお客さまが常にいることです。自分のビジネスでの特技、見識は必要ですが、これができる、あれができるという能力はそれほど必要ないです。お客さえいれば、それを出来る人に任せる、外注すればいいのです。ですからお客を見つける営業力か、お客がどんどんやってくる、特技、技術、魅力があればいいのです。

サラリーマンに向く人と自営業に向く人はもともとのキャラが違うように思います。学生時代からわかります。といっても日本の場合はサラリーマンになるのが前提の人が圧倒的に多いので、個性を伸ばすより組織人にあった教育です。いろんな人を見ているスナックママさんなどの目からは、ひと目見て、ちょっと話してすぐにサラリーマンと自営業の違いはあるそうです。サラリーマンは、髪型、洋服があるおとなしい範囲におさまり、話も枠の範囲からでない、自営業は、髪型自由、ひげもありで、服装もスタイル、色も含めて自由、カラフル、話はほんとかとおもうような(たぶんウソ)おおげさな話が多い。かね使いもけっこう荒いということです。

自分に身についた習慣、常識をベースにみんな生活しているのです。サラリーマンから自営業への変換は40代までだと思います。自営業には野生の感性、商売の嗅覚が必要ですから、50半ばすぎ、定年まで、また役員を経験してから自営業になるのは無理だと思います。組織人にどっぷり浸かっています。私の友人、知人でも60過ぎで起業した人はほとんどいません。

それでは、チュース!!