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215.会社での成長、出世、満足は上司との出会いで決まる

会社は、公平、公正であるという、一般的たてまえからしますと、このテーマ何か不謹慎な気もしますが、長年サラリーマンをしてみて、多くの会社とおつきあいしてみて、いろいろなトップの方とお会いしてみて、また研修で大勢のサラリーマンを見てきた私の結論です。

サラリーマンは上司を最初は選べず、Givenです。しかしその状態を受け身にとる必要はありません。その時々の上司の特長に合わせてうまく適応していけば良いのです。よく上司に手柄を取らせて自分は犠牲になれば、その見返りで自分も出世するという美談を聞きますが、たいがいはそうではありません。上司はそんなに甘くありません。そんな甘い考えだけではうまくこき使われて捨てられます。もっとしたたかに行きましょう。

私は、部下にとっての上司は、大きくわけて次の3つに分かれると思います。

Aタイプ:部下である自分を認め、信頼してくれて、自分の潜在能力を引き出してくれる。やさしくはなく、仕事に対しては厳しく、結果を求めてくる。自分と厳しく向き合ってくれ、苦言を言ってくれる。自分も成長を感じる。

Bタイプ:たまたまなってしまった部下であるという考えで、部下に人としての関心を持たない。表面的には優しいが内面は冷たい。仕事を任せてくれるが、自由放任であり、部下を指導しよう、成長させようという意識、姿勢は少ない。面倒なので部下と厳しく向き合うことはしないが、部下の行動や成長を妨げることはしない。

Cタイプ:自分の出世のための手足として、部下の人権を認めず、ただ道具としてこき使う。口癖として「おまえの生殺与奪の権利は俺が持っている」「おまえは交替可能な消耗品である。いつでも変えてやる」と脅し、恫喝によって部下を動かす。自分の役割を個人の権力と勘違いして部下を自由に使えると思っている。人としての性格には問題があるが、頭は抜群に良い人が多い。

私の28年のサラリーマン人生で、Aタイプは3人、Bタイプは5人、Cタイプは2人でした。部下としてこの3つのタイプの正しい対応の仕方を次にあげます。

Aタイプの上司の時:
これは最も幸運な時で、上司に本音で話して、ガンガン仕事をやること、厳しいけど、安心して仕事ができ、成長を感じる。パチンコで言えばチューリップが開いている状態(この表現は古すぎて若いひとにはわからない)、中堅以降でこういう上司に出会えたら、徹底的に仕事をして良い評価、良い関係性を築き、その人に引き立ててもらい一緒に出世して重要な地位につくのがサラリーマンとして一番よい。こういう上司の時は勝負時である。

Bタイプの上司の時:
実はこのタイプの人が一番多い。上司から、成長への助言、フィードバックは期待できないが、自分で自由になんでもできる時である。受け身にならず、自分の考えをどんどん主張すれば、できることは多い。しかしあまり大胆な提案や、変革を上司は望まないのでほどほどにしておく。自分の力の蓄積は十分できる充電時期である。

Cタイプの上司の時:
この時は、面従腹背と言われてもただ耐える時である。言われたことはきちんとしなければならない。良い評価は得られないが、XXは避けなくてはならない。理不尽、不条理な目にたくさんあうが、これはサラリーマンとして乗り越えなければならない必修科目と理解する。大切なことは、この上司と正面からぶつからないこと、けんかしないことである。職制の力関係から正しいことを言っても玉砕するだけである。このタイプは部下にメンツをつぶされるのを一番嫌がる。そのかわりにうまくかわすこと、ヨイショをして目くらましにしてその場からいなくなること、が重要である。私は玉砕タイプで、結局会社を去りましたが、かわしタイプ、ヨイショタイプの同僚は、役員、グループ会社社長になりました。

実は、Cタイプの上司との折り合いが一番難しいです。そこで対応を間違えると、メインラインからはずれて、戻ってこれないケースが多いです。ここは臥薪嘗胆スピリットです。サラリーマンは正しいことを言えば評価されるというのは甘い、間違った考えだと私は確信しています。本当のマネジメントに入って重要な地位につくまでは、「能ある鷹は爪をかくす」の格言を心に置いた方がいいです。特に日本の会社ではそうしなければなりません。それまでは、金太郎飴+アルファくらいが良いと思います。

サラリーマンの成長、出世、満足は、もちろん本人の能力、実力、努力はありますが、それに加えて自分に合った良い上司と、いつめぐり会えるかが大きな要素です。なんだ、それでは運が大きいのかと言われますが、運も実力のうちというのも真実であります。めぐりあい、それはどうしようもないことですからあまり考えない方がいいです。自分は運が良いと信じている人が勝つような気がします。

それでは、チュース