タグ別アーカイブ: コロナ危機

396.小手先の対応では通用しない

コロナ自粛は1ヶ月くらい延長になり、自粛疲れと経済の停滞で、日本は危機に直面しています。非常事態解禁と経済再開をどのタイミングでどのステップでしていくか、テレビで評論家が結論のない無責任な放言を繰り返していますが、実際にこれを決断してその戦略を実行させていく政治、行政の責任者、医療現場、実行部隊は本当にたいへんで、どれを選択しても当面は非難されますから、たいへんな仕事です。歴史に名前が残る仕事でやりがいはあるでしょうが。

先日、軽井沢にホテルを持ちホテル再生を次々行い、日本のリゾートビジネスのリーダーの星野リゾート代表の星野さんが、地元信州のテレビに出てきてコロナ危機の現状と今後の方策を話していました。これが2月のものと3月では、言っている内容が激変していました。2月中旬の頃は、この騒動は4月末には終息する。5月連休に向けてしっかり準備していかなくてはいけない。この2月のデータを分析すると、都会はダメだが地方のリゾートはテレワークの影響で地方勤務の主人はホテルで仕事、家族はリゾート施設を楽しむ利用が目立っている。その家族を対象にマーケティングを今すればいいと言っていました。あくまでこのコロナ騒動は一時的という2月の認識でした。

しかし3月中旬は、コロナの終息は1年半から2年先である。コロナが怖ければ客は絶対にリゾートには来ない。その期間仕事は4割に減る、ワークシェアリングを行って減った宴会担当者は他の仕事もする。給料は下がるが雇用は守ると宣言、観光業の未来は明るくその時に必要な優秀な人材はなにがなんでもキープすると明言していました。しかし2年後、旅行する人の価値観は全く変わる。そこを考え予測して的確な戦略を作り、実行しなければならない。まず安心、安全が最優先になるのは間違いない。さすが、名リーダーと思います。危機が来るとすぐに社員、従業員のリストラ、解雇だけで、無策でマネジメントだけが生き残る会社とは違います。しかし多くの大企業の役員はオーナーではなく、限定された4年~6年間生き残れば良いと考えるのが普通の人ですから、自然です。

今、企業で一番大事なことは、コロナ後の社会の価値観、人間の欲求の変化、優先順位の予測です。コロナ前と同じことをやっていては、置き去りにされるでしょう。今回の自粛で不要不急という言葉が一般化しました。テレワークは昔は無理とされていました。しかしテレワークをしてみて、無駄な仕事、会議、レポートの多さに気付いたと思います。あんなに無理して通勤する必要があるのか、会社が終われば当たりまえのように居酒屋にいかなくてはいけいのか。いろいろ疑問が湧いてきます。変えてもいいのじゃないかと思う人が日本中に増えました。そこにもビジネスチャンスはあるはずです。忙しい、やることいっぱいありすぎてと、今まで何も考えないできた多くの人たちも、これだけ暇なGWはこれからないと思います。人間、仕事、環境、自然、家族、人生をじっくり考えなおすいい機会だと思います。

それでは、チュース!!

394.社会が全くワークしなくなってしまいました。

いま、日本、いや世界は戦後最大の危機です。今までの社会が前提としていた、生理的・安心安全の生物として基本的な欲求が満たされなくなる状態が目前に迫ってきています。私たちの社会、会社、組織が今まであたりまえと思っていた前提があります。それは、戦争はなく、大地震、自然の大風水害はなく、それに生命脅かす伝染病の蔓延などは起きないというものです。日本は自然災害はたびたび、地域的に被害を受けていますが、日本全体で見えざる新型コロナとの戦争は初めてです。私の人生でも初めてです。

私のブログのテーマ「ワークしてますか」はそれらの前提の上で、どうしたら、組織、人が今より上手にやっていけるか、もっといいやり方があるよねということをずっと書いてきました。しかしその前提がないところでは、このコロナが終息するまでは、何を書いてもリアリティのない話になってしまいます。

この危機の中で感じたことは、世の中何があるかわからない、一寸先は闇は、諺だけではなく実感したこと、そしてこのような災害、不幸はこれからも必ず起き続けるということです。過去に振り返って、平穏な日々を懐かしがっていてもしょうがないのです。それでは、何が必要か、やはり、会社も個人もリスク管理です。将来のリスク予想で、リスクが低められればよいのですが、大地震や風雨害、コロナ危機は防ぐことはできません。そうなると起きた時にどうするかの準備をできるだけしておくことです。グローバルチェーンの崩壊が起きていますが、その前提はどこの国とも友好的に通商でき、物流もスムーズに効率的に流れ続けるということがあたりまえでした。そこには余裕がありません。すべてがうまく行く前提です。私が大きな会社にいた時に、もっと余裕を見て計画作りましょうと言うと、それは無駄なだけだと厳しく叱られました。日本は余裕は無駄と捉えられることがほとんどです。東電の福島第一原発事故も高い堤防は無駄と判断されました。このコロナの後で、世の中、社会の考え方は変わると思います。

会社ではなく、個人も危機に遭遇した時は余裕があるかないかが、幸不幸の境目です。国や自治体に過度の期待をしても今のテレビの報道を見ても難しいことです。個人として生き残るには余裕です。自営業、特に飲食業、ミュージシャン、ダンサー、などなどは日銭が入らなくなったら、そのままドボンしてしまうひとが大半です。その点、官公庁、大企業は日頃は我慢も多いでしょうが、危機的な状況ではしばらくは金銭身分保証してくれます。たぶんリスク管理して職業を選んだことの良い面が出ています。やはり自営業でも仕事がなくなってもしばらく家族を守れる金銭的余裕は大事でしょう。そして状況に影響されて凹みすぎはいけません。なんとなるという精神的なタフさは危機的な状況で一番大事です。心を強くしておかないといけません。あとはタフな体です。コロナが来てもはね返すだけの体力です。これらは、準備が必要です。いきなりは無理です。お金と心と体の余裕です。心配性すぎるのはいけませんが、ある程度のリスクに対する準備がこれから、ますます重要になってくるでしょう。もちろん感染予防の3密を避けるのはいまできるマストのリスク管理です。

それでは、チュース!!