昔、生徒、学生時代に好きになった課目は、課目が好きだったというより、教えてくれる先生が好きだった、わかりやすく教えてくれたという記憶があります。自分の趣味や習い事は、もともと興味があるから始めるのですが、その時は先生やコーチとの相性が一番です。わたしは長くスキー、ゴルフ、テニスをしています。まあそれなりのスキル、レベルはありますが、最近上達どころか下降線になるとモチベーションが下がります。そんな時はプロのコーチの指導を受けるのが良いと思っています。そしてコーチの技術的スキルも大事ですが、いかに、こちらの弱点を見抜いて、そこをわかりやすく改善するように教えてくれる人、またその話し方、パッションも必要で、相性の言い方だとコーチを受けるのも楽しいし、上達もしてプレーも変わりモチベーションも刺激されてまたヤル気になります。スキー、ゴルフは何人かのコーチの指導を受けて自分のあった人に継続してお願いしています。もちろん個人レッスンですが。合わない先生もいます。リコーダーの個人レッスンを受けていましたが、ある程度楽しく吹けるつもりでいましたが、その先生はさらにうまくなるには譜面が読めないといけないと言って、さかんに譜面を読む指導をします。音大の講師の方でしたが、結局あわずに、リコーダーもやめてしまいました。リコーダーが嫌いになってしまいました。
私は、新しい何かをするのが好きなので、人間ドックの先生にバランスをとるスポーツがいいと言われて、太極拳、ヨガ、社交ダンスを奨められました。その中で社交ダンスが面白いと思って、初心者に優しい教室をお試しクラスにいくつか行ったあとで決めて今通っています。そこの教室は、入門、基礎、初級、中級のレベル別になっていて、毎月ステップを踏んでそのうち、だんだん踊れるようになるというのがたてつけです。たしかにそのプログラムはその通りなのです。しかし入門、基礎は初めての方なので、簡単なステップをわかるまで親切に教えてくれるので良かったのですが、初級になるとそのスクールは、何年も経験された方たちが、初級・中級を繰り返し受けていることがわかりました。つまり初級といってもステップはすべて覚えている方たちで、下から上がってくる人はほとんどいないのです。その状態では、先生は多数を占めるステップを覚えている熟練者への細かいレッスンが主になるので、ステップもままならない私は、当然ながら置いてきぼりになります。レッスンに参加できず楽しくはありません。まだ、初めて半年ちょっとの私には初級は早く、1年くらいは入門、基礎の繰り返しが必要なのかなというメッセージかなとも思っています。こうなるとお金はかかりますが、個人レッスンを行うか、初心者から初級・中級レベルのハードルが低いスクールを探すしかありません。
きょうの、結論は、習い事、趣味は、自分のレベルに合ったクラス、相性の良い先生を選択することが、自分の努力より大事です。でも、これは仕事でも同じかもしれません。自分の実力にあった仕事、きちんと育成、指導してくれる上司にであえば、必ず成果は出て、成長します。仕事は上司が選べばないですが、習い事や趣味は選べます。どんどん自分にあったところを探していきましょう。趣味ですから楽しく上達しなければだめです。
それでは、チュース!!