カテゴリー別アーカイブ: サラリーマンの心得

586.自分からの課題創出は、あきらめている

新年あけましておめでとうございます。いつもの通りのブログです。

よく言われる日米比較で、大学卒の志望先は、アメリカでは、起業、ベンチャー系、中小企業、大企業の準に対して、日本は大企業(公務員含む)、中小企業、ベンチャー系、です。その原因は、日本人は、昔から寄らば大樹の陰、親方日の丸気質によるものとされました。

でも、それはどうして起きるのか考えてみました。その理由は長年の教育システムだと思います。入試のための教育になっているため、どのくらい記憶しているかのお試しテストです。数学や、理科でも回答パターンをいかに見つけるかにかかります。その技を徹底的に教え込むが塾です。難関校に入るのは、大都市周辺の生徒が有利なのは、そのような受験のスキルに特化した塾が充実しているからです。ある大会社の人事部長から聞いた話では、大学、成績がほぼ同じなら大都市の私立有名受験高校より、地方の県立高校出身を選ぶと言っていました。地方県立高校のほうが、受験だけでなく余分はことをしているから、伸びしろが大きいということでした。もちろんその方の個人的見解です。

話は戻って、受験勉強も大学での勉強も、ほとんどが問題を出されて、早く回答する能力が訓練されます。卒論テーマは別とも思われますが、だいたい研究室の先生がテーマを決め、指導してくれますから、テーマ、課題を自分で決めて、トライすることは、ほとんどないのです。それで会社に入ってきて、各部署に配属されると、あらかじめ仕事内容や、研究テーマは、先輩、上司から指示されますから、そこでも自ら課題を考えることは、ほとんどありません。指示された仕事を、従順に文句を言わずに、早く、正確にさばく、こなせる社員が評価され課長くらい、時には部長までなっていくことが多いのです。

よく会社の管理職が、最近の若い者は、指示待ちが多くてと嘆きますが、実は昔からそうだったのです。私が、新入社員の40年前も上司は同じようなことを言っていました。それを言うのは管理職の鉄板コメントなのだと思います。前置きが長くてすみません。なぜきょうこのテーマを上げたのは、最近マネジメントコーチをしていると、上級管理職、課長、部長、役員には、なりたいと全員言うのですが、では、なった時に何をしたいのですか、どんな管理職になりたいですか、と質問すると、多くの方が、はあ?という顔になります。役職は欲しい、なりたいのですが、何をしたい。どういう課題にチャレンジしたいという具体的テーマはほぼないことが多いのです。もちろん役職に相応しい、レベルの高い、会社に貢献でき、部下指導もきちんと、の漠然とした一般的なことはありますが、自分から課題を創出して、そこに想い、魂、エネルギーを入れて何かを成し遂げたいというパワーを感じる人が少ないのです。その課題の答えまで、求めてくる人もいます。逆らわずに、きちんと仕事をしてきたから、そのポジションに来れたのは事実です。しかし、マネジメントとリーダーシップを発揮しながらテーマを自発的に創出してチャレンジしていくエネルギー、オーラは少ないのです。もちろん全体の中で、そういう人は2割くらいいれば良いのですが、ゼロだと未来の会社の発展、難関突破は難しくなります。

自分の自己成長と会社の成長の関心を持ち、「丸くならずに、星になって尖れ」が欲しいです。(これは、今日の箱根駅伝のサッポロビールのCMの三谷幸喜のパクりですが)。こうなることは難しいですが、そのためにはどうしたらいいか。当たり前ですが、視点を上げて、多くの人に会い、いろんな仕事に自らチャレンジなのです。そのあとは自分で考えましょう。

それでは、チュース!!

585.終身雇用はもう幻想である。でしなくてはいけないこと。

先日ある記事に、大企業が不景気でも赤字でもないのに、普通にリストラするようになった、とありました。最近の例として、味の素:50歳以上100人、カシオ:45歳以上200人、エーザイ:45歳以上100人、ファイザー:50歳以上200人、LIKIL:50歳以上、人数定めず、KIRIN45歳以上、人数定めずとあり、大きな会社でも、リストラは普通です。その専門役員もヘッドハンティングされます。構造改革という名目ですが、実際は年長者で、給料分働いていない、上のポジションがない人たちがターゲットです。会社が成長している時ならば、子会社や関係会社、取引先にいくらでも、本社出身ということでポストがあったのですが、もうそういう時代ではなくなりました。受け入れ先がないのです。特に伝統のある、時代から取り残された重厚長大の会社はそうです。新しい事業に転換した会社はありますが、そういう会社はその成長部門には、柔軟性、成長ののりしろの広い、若手を採用、抜擢していきます。結局、シニア社員はリストラされてしまうのです。

終身雇用が生まれたのは、昭和40年(1965年)代以降の、高度経済時代の頃で、それは一時的なものだったのに。何か昔からあるような錯覚をしているのだと思います。逆に、会社が普通にリストラするのが普通だと思ったほうがいいです。その頃は、会社がとても儲かるので、ボーナスを上げないために、終身雇用なのだから、会社の経営が悪い時でも同じようにボーナスを払うと、会社は言っていました。しかし、会社が時代遅れになり、赤字になれば、そんなことできるわけありません。その当時、会社は社員のロイヤリティを高めるため、会社は大きなファミリーみたいなところと言っていました。私がいた、富士フイルムもその頃は、バレーボールに力を入れ、有名選手を集めて、日本一に何度もなり、全社員が応援に行き士気を高めていました。しかし銀塩フイルムの儲け頭がデジカメに駆逐されたとたんに、チーム廃部です。すごくわかりやすい例です。

平成生まれの若い人たちは、ずっと低成長、リストラの嵐をみているわけなの、会社はあてにならない。自分の力を会社にいるうちに、どこでも通用するスキル、知識、仕事力をつけないと、生きられない。自分の力で生き抜かなくてはと思って当然なのですが・・・・。

しかし、若い人たちの研修に出たり、話していると、その状況は頭の中では十分にわかっているのですが、具体的に行動していない人がほとんどです。のんびり、のほほんとしていす。特に大企業ではです。何か、今の会社が、未来永劫に続き、自分はその中で、恵まれた仕事をもらい、安定した生活ができるだろうと信じている、思っている人が本当に多いです。厳しい就活を勝ち抜き、企業の正社員の地位を確保したのですから、当分はこのままの状況をエンジョイすればよい、確かではないが、会社がなんとかしてくれると思っています。たしかにそれはあります。30代までです。そのあと、力がなければリストラされます。他社への転職の為ではなく、自社で働き続けるためにも、自分の強みを見つけて、そこを強化しなくてはならないのです。何か、なるようにしかならない、自分が動いても何もできない、と諦めている人が多いのが、とても気になります。

そういう、潜在能力のある人たちを、揺らし、たたいて、気づかせ、行動させるのが私の仕事だと最近は思っています。社外だから言いたいことが言えるの、パワハラとは無縁で最近をいいなと思っています。

それでは、チュース!!

 

 

583.老害の戒め

昨今、世の中・会社が優しくなったせいか、外部コーチから厳しくフィードバックをということで、ビジネスコーチングのお話を頂くことが多いです。好評のおかげで、リピートもあるのですが、時々本当に私との会話、対話、フィードバックは役に立っているのか、効果があるのか不安になることがあります。ビジネス、コンサル、講師の経験は、長くなり、知識、経験、体験、事例は数多く持っています。相手の方の状況、ゴール、意欲、経験に応じた、コーチングはできており、喜んで頂くことが多いのですが、ふと私の経験、体験、知識は、私だけのものであり、相手の方にフィットしているのか不安に思うことがあります。もちろん、上から目線や、答えをすぐに私が出したり、指示命令のような愚かなことはしていません。しかし、相手に十分に自ら考える質問、時間を用意しているか、相手が私と同じことをすれば良いと思わせていないか常に振り返っています。それをしたら、親切を装う老害です。若者が自ら考え、決断して、行動する、つまり成長する機会を奪っています。そこはいつも年長者は考えていないといけません。お仕事を頂けているからと言って、調子をこいてはいけないところです。

そもそも私が、若いころ、年長の先輩、上司の方たちの絶対正解風の高圧的アドバイスは、ほとんど意味、価値がないと思っていました。それは、たまたま先輩、上司の方たちの環境だったからで、今は状況が変わっているよ、と思っていることが多かったです。自分が同じことをしていないか、常に反省しています。私の師匠から、自分のサクセスストーリーともてた話は、墓場まで持っていけとの薫陶は大事だと思っています。その二つの話には人は寄ってきません。

会社のOB会に行くと、昔少しだけ職位の上の人がいまでも威張っています。同じ会費なのに。社外のシニアサークルでも、昔良い会社で、ポジションの高い人ほど、自慢話をして、思い出話に浸っていたり、普通の会社でポジションの下の若い人に偉ぶっています。これも老害でしょう。こういう会には人は集まってこなくなります。フラットな関係は彼らには無理のようです。昔の会社での良い肩書で、今でも生きているようです。

最近、会社の歓送迎会、忘年会、懇親会などへの若者、特に女子社員の出席率が、減ってきています。全体の出席率、半分以下で、来ているのは年配ばかりが多いです。会費は変わらないのに、勤務外で飲んだ席でも、年配の上司は上座で威厳を持ち、部下にお酌をさせ、自分にヨイショしないと機嫌の悪い輩もまだまだいます。セクハラはもってのほかですが、まだまだあるようです。そんな場所に若い人、女性社員は来なくなるのは当然でしょう。年配の方は、十分に老害ではないと意識しすぎてもまだ不十分と思ったくらいがちょうどいいです。老害は無意識のうちの権力行使です。十分に意識して、フラットで若い人でも自由に発言できる、環境を作ることが、年長、上司、シニアの役割です。時代は変わりました。

それでは、チュース!!

580.仕事のモチベーションは誰の責任なのか?

昔、コーチングを勉強していた時に、セミナーでペアになってのコーチングのレッスンの時、相手の人が、「私は今の仕事へのモチベーションがありません。コーチングで私をヤル気にさせて下さいと」と言われて、ケンカになったことがありました。ゴールに向かう気がない人へのコーチングは無理だからです。しかしよくよく考えると仕事へのモチベーション、動機づけは誰の責任、役割なんだろうと思っています。もちろん、お金や、役職の報酬、やらない時のペナルティはあったとしてもです。最近若い世代に共通する、やらされ感満載の空気はなんとかしないとホントに思います。

マズローの欲求5段階とか、行動科学などの学問はいろいろありますが、仕事にあてはめるとしっくりきません。仕事をするには、3要素のmust, can, will が必要ですが、そのwillの部分です。Mustは、会社が決めますし、can(スキル・技術)がなければ仕事はできませんが、習熟すれば大体持てます。やっかいなのはwill、やる気です。昭和の時代なら、仕事にヤル気は関係ない、ただやるだけ、嫌ならやめろ、お前の替わりはいくらでもいるでしたが、この40年で時代は変わりました。最近の若い人の中には、自分がヤル気が出ないのは、職場、上司がそういう環境を作らないからだと、公言する人もいます。さすがにそれは間接的には職場環境もありますが、まず本人の問題だと思います。

まず、お金さえもらえれば、成長や出世は全く興味ありません。短時間で楽な仕事がいいという人もいます。こういう人に時間をかけるのは無駄が多く、金とムチだとわりきります。まず人は仕事を選ぶときに、できるだけ自分の適性にあった、好きな仕事をやる可能性の高い仕事、会社の選択が大事です。海外でグローバルなビジネスをしたいのに国内専門の会社ではだめです。専門の技術職を身につけて活かしたいのに、セールスだけの会社では意味がありません。ですから、最初にある程度自分のやりたいことを見極めておくことが大事です。技術が好きなら、大学よりも専門学校のほうが有利です。今の時代超難関大学以外なら、大卒の見栄をはっても意味がないでしょう。自分の強みとしたいところを若いうちから意識しておきましょう。一番良いのは、国家資格の医師、弁護士、会計士、薬剤師、看護師などです。自分の興味と能力、経済力にあった資格を取るのが賢明です。会社に入っても転職はしやすいです。

もし、そこまでの興味、技術がなく会社に入ったとしても、そこで自分が活躍できるところ、成長できそうなところを探して、会社、上司に言い続けることです。そのための勉強は必要ですが、たいがいの大手の会社なら自己申告制度もありますし、2~3年のうちに希望に近いところに変われます。行きたい職場の人とネットワークを作って引っ張ってもらうのが早いです。自分の意思で動かなければだめです。では、会社はどんな環境を作るか、それは部下の特性を活かした職場を与えることです。そして、その仕事の意味、目的、背景、どんな成長でできるかを会話、対話を通して伝えることです。成長してきたら、フィードバックも的確にしてあげることです。会社の仕事は、最初から好きということは少ないです。やっているうちに、覚えてきて自分でコントロールできるようになると面白くなってくるものです。それも伝えます。そして、どうしても向かないと判断したら、異動させることです。それから、日本の会社は、他部門の仕事内容や、人間を知って総合的にチームワークで働く場であることも伝えて、今は無駄と思ってもそのうちに役立つことがあることも言葉で教えてあげることです。

それでは、チュース!!

579.売り家と唐様で書く三代目

売り家と唐様で書く三代目」の意味は初代が努力して築き上げた家産は、二代目は親の苦労を身近で見ているから堅実に引き継ぐが、孫の代、三代目になると子供の頃から贅沢になれ、ちやほやされて育ちので、その代のなると、遊び暮らして使い果たし、ついには家まで売りに出すという事がです。しかもその売り家の書体は、遊んだおかげで身についた、お洒落なものであったという皮肉です。

会社の寿命は30年と言われていますから、3代目まで持てば上等といえるかもしれません。私もいろいろなオーナー企業とおつきあいさせて頂き、実際にその雇われ社長として働いたこともありますが、この川柳のとおり、オーナー企業は三代目が鬼門です。初代、2代目までは、ビジネスのたいへんさ厳しさを十分知っていますが、3代目となると始めからポジションが確保されています。親も爺様も子供には甘く、表面的には社員の手前厳しさを装いますが、本当は大甘です。しばらく他人の飯を食って来いということで、外にでますが、銀行筋や親の取引先が、短期間限定で引き受けてくれるので、仕事は全く身につかず、その会社のブランドと自分の能力を勘違いして戻ってきます。もちろん、そういう会社ばかりではなく、トヨタやサントリー、コクヨなどなどしっかりした創業家の会社はきちんと跡取りの教育をし、能力がなければ要職にはおかずに、金銭面の援助だけにします。スズキやホンダはそちらでしょう。

大手企業なら別ですが、中堅企業ではこれは入ってからでないと全くわかりません。私も転職する際に、2代目のオーナー(会長)は頭もよくビジネスセンス、人柄もよさそうに見え、転職会社の担当も3代目はいるけど、能力不足であり、当分入社はないと言っていましたが、私が入った翌年、取締役で入ってきました。転職会社は仲人口でもあります。3代目悪い人ではなかったですが、経験、知識、能力も不足、夜の遊びにばかり夢中になる方で、この人とは一緒にできないということで、早々に退散しました。その決断は良かったと思っています。知識、経験、意欲が十分な50代を無駄にしないで過ごせました。その会社そのあとは幹部社員が次々と退職、厳しいようですが、3代目が雇った幹部社員ならついてくるかもしれません。

3代目の特徴は、ビジネス意欲、経験、知識だけでなく、オーナー家ということで、やたら権力を振りかざして威張り散らすことです。コンプレックスがあり自分の弱さを隠すため、社員、周囲から舐められない、認められたいために、ことあるごとに、暴れて、きれて、大騒ぎします。それで周囲があたふたすることが快感なのです。権力欲です。これは人間の性です。もちろん自分の副官を見つけて、会社を経営できていけば良いのですが、多くはひだりまえもなって、銀行経由で売りに出すか、倒産してしまいます。会社は経営者の力量でほぼ決まりますから、仕方のないことです。

これから転職は普通になりますが、オーナー企業の3代目の場合は、十分に注意してください。もっとも3代目と相性がばっちりで活躍の機会もありそうで、会社自身も成長段階ならチャレンジするのも大いにありです。

それでは、チュース!!

575.真面目に一生懸命やっている人が馬鹿をみない社会

今は、世の中変革期です。社会の構造が変わろうとしています。今までのモデルが変わろうとしています。社会環境の変化による年功序列崩壊と能力主義、職場での男女平等、女性の社会進出、出産・子育て制度、年金制度の変更によるシニアの進出、外国人労働者の進出、メンタル疾患の人へケア、などなどです。それに対しての制度は様々にできつつあります。それは、素晴らしいことです。ただ、現行制度との緩やかな整合性が必須です。それらの新制度、システムは、新しい人たちの権利を認める方向に当然ながらなります。しかしながら、組織、会社の目的、目標、ノルマは変わらずに進めていくために、新しい権利を認めると、それによって起きる仕事、業務のしわ寄せが、それまで真面目にルールに従っておとなしくやってきた人にきてしまいます。たとえば、産休に入る人や、時短の方が出てきても、仕事量は変わらない。新人の退職者が多いので、新人には有給休暇を最大にとらせるが、元からいるひとはそのままである。シニアは工数としてはカウントされるが、意欲、能力が低く、パフォーマンスは低い。メンタルになった人の病気療養中の欠員は補充されない、などです。それから、どこの職場にもいる、最低限の仕事しかしない人、まわりに悪影響を与える人に、上司や周囲は必要以上に気をつかいすぎていて、真面目にやっている人はほっておかれることも良くあります。

真面目に一生懸命やっている人は、おとなしくて、従順で、文句や不平を言わず、もめ事を嫌う、良い日本人の典型の人が多いので、上からうまくやってくれと言われると、自分が犠牲になって会社、組織のために頑張ります。そのうち何かよいことがあるだろうという期待もあるのですが、実際には期待は応えられることはなく、そのはしごは外されます。いま、この人たちが増えています。

では、どうしたらよいか、日本の会社、組織は、我慢、忍耐が伝統的に美徳として残っています。その前提は、そうしていたら将来、報いてくれるという暗黙の信頼関係があったからです。しかし、それはなくなったと思ったほうがよいでしょう。自分がおかしいな、公平、公正でないな、無理なことをやらされているなと思ったら、すぐに声を冷静に、事実をもとに上げることです。少しの勇気と、言ったときに少し摩擦はおきますが、それをしないとストレスが溜まってあとになって爆発します。体、心にも負担が来て病気にもなります。

会社、組織はどうしても、問題が起きているところ、大きな声を上げているところに、関心も対応も行ってしまいます。小さな、人に関する問題は、マネジャーの力量としてしまう傾向もあります。しかし真面目に一生懸命、おとなしくやっている人たち(全体の8割はそうです)が幸せを感じるような。仕組み、風土を、マネジメントをしていかないとだめなのです。

それでは、チュース!!

570.頭をフル回転して仕事をしている方に

このところ、頭がフル回転して疲れていることがよくあります。サラリーマンの時は、長時間勤務でしたが、いろいろと息抜きできる時間も多く、頭の疲労はそんなにはありませんでした。しかし、自営なって、研修講師、ファシリテーション、コーチング、コンサルタントの仕事で、集中して相手の話を聞いたり、考えたり、考えをまとめて発言したりしていると、頭がパンク状態になる時が良くあります。昔、親や学校の先生は、頭は疲れないと言っていましたが、あれはウソです。頭の疲労は要注意で、回りすぎると不眠になります。不眠は最近、副作用のない良い薬もたくさん出ていますから、習慣性を気にしないで服用するのも良いと思います。

私は仕事柄しょうがないことですが、同じように頭をフル回転して、頭疲れてしている人が最近多いと思います。そこで先輩のコンサルタントの方からの良いアドバイスをご紹介します。頭を使った後、考えないようにする、気を使わないようにするのは難しい、すでに高速回転に入っている大脳の動きは止められない。だから、自分ひとりの仕事と別の時間に入ること、人がいると無意識に気を使ってしまい疲れる。自分の部屋の閉じこもって好きなゲームをする。絵を描く。楽器を弾く。ギャンブルをする。とにかく、一人だけの時間を作るのが良いのだそうです。私もさっそくやってみましたが、一人の時間はいいです。時間があれば、山こもり、ガーデニング、焚火、スキー、一人旅、などもいいと思います。

頭を使ったあと、友達と飲むとか、スナックに行くのは、人がいるのでかえって疲れるそうです。一人だけでバーで飲むのは良いようです。とにかく頭のクールダウンの自分なりの方法を見つけることが大切です。私は、研修開始前や、ランチの時もできるだけ一人で、瞑想するようにしています。やはり、仕事に全力集中するには、その前、中間もも頭を休ませておかないとだめなようです。

それでは、チュース!!

 

569.出番のないベンチ

絵を見るのが好きなので、時々画廊をぶらついています。ふと目に留まった、絵の題名がそれでした。小さな野球を始めたばかりの5、6人の子供たち、背番号も二けたで10番台後半、20番台ですから、補欠でも下のほう、試合の出番のない子供たちが、無邪気にたむろしています。優しくそれを見守る親の目が、ほほえましく、ほのぼのとした絵でした。あとでググってみたら、油絵作家の有名な人で、その作品はシルクスクリーンで150枚刷ったものが、いまは絶版になっているほど人気らしいです。思わず衝動買いしそうになりましたが、216000円もするので、とどまりました。家に戻って複製作品を8500円で購入しました。事務所に飾っておきます。

この絵の、題名がなんとも私に刺さってしまいました。子供なら大きくなれば、出番もやってくるかもという期待もあります。しかしサラリーマンの世界では、出番のない仕事、職場についたら、窓際の宣告でもう終わりだよなという思いが頭にめぐりました。会社では、成果を出しても、評価されずに出番のないベンチに送られることは若くてもありますし、55で役職定年を迎えれば、全員ほぼマネジメントの世界からは引退です。そうなったら、ただ淡々と仕事をするか、後輩指導、育成に情熱をもやすか(現実には少数)、老荘思想に入って、世捨て人になり、仕事は生活の糧を得るための手段として、趣味の世界に入るかです。しかし40才台で出番のないベンチに回されたら、まだエネルギーとヤル気もあるのですから、うつうつとした毎日になります。起死回生もあるでしょうが、一度社内、上に嫌われたら、そう簡単にもいきません。あがいても無駄なことになります。よっぽど買ってくれて、自分のところに引き取ってくれる上の人がいないと無理です。もしそうなったら、出番を求めて、社外に出ることです。40才台ならまだ全然大丈夫です。自分に世の中で通用する、スキル、ノウハウ、技術を売り込んで、買ってくれる会社も見つけることです。勇気があれば起業するのもいいでしょう。

きょうの教訓、出番のないベンチにいつ回されるかはわかりません。その準備として、社内に斜め上で、自分を評価してくれる人をいつも探して、懇意にしておくこと、それから、社外でも通用するスタンダードな技術、能力を磨いておくことです。始めから世捨て人でいい人は別ですが、元気で、エネルギーのあるうちは、自分が活躍できる場所を求めて、怖がらずにどんどん外にでていきましょう。

それではチュース!!

その絵です。昼から夕方になっても、同じ風景です。副題が、全力抵抗となっているのですが、真意がよくわかりません。補欠でも楽しくやっているということなのでしょうか?子供ではそこまでは考えませんよね。

567.人生ありたい姿の before after

自分の人生にありたい姿なんて考えることは疲れるし面倒くさい、なすがままの、なりゆきでいいのよと言い切った、女優、樹木希林はすごいと思います。でも彼女は、才能、強運に恵まれた天才です。普通の凡人は、なんとはなしに自分は、こう生きたいなあと、子供の頃から思って、それを目指してそれなりに努力してきていると思います。しかしながら、そのありたい姿は、子供の頃、親から言われたり、学校の先生や、会社の上司、先輩から、刷り込まれていることが多いのです。私の場合もそうでした。自分の幸せは、勉強して、いい学校に入り、いい会社に入って、そこで出世していく、そして社会的にも認められる、それが自分のありたい姿となんの疑いもなく、日々送ってきました。会社を通して自分の成長、会社に貢献、自己実現、出世すれば経済的にも豊かになり恵まれた生活が送れると。実際にこれは、その流れに乗れている人間か、それに準じている人にとっては正しいと思います。私の多くの友人たちも、24時間、365日、自ら進んで働き、評価され、役員になっていきました。それは素晴らしいことで、たとえ働きすぎで倒れても、本人にとっては本望です。でも、物理的に見て、ピラミッドの頂点近くに行ける人は、ほんの一握りです。私もそれを目指していましたから、もしそのラインに乗っていれば、喜んで会社のために死ぬほど働いていたはずです。

しかし、世の中、自分の思いどおりにはいきません。いくら、頑張って仕事をして、自分では成果を出したと思っても、たくさんの優秀な人たちの中では目立つことは容易ではありません。私を含めてほとんどの人は経験しなければならないことです。それは50才くらいに訪れます。私の場合もサラリーマンとしては、この会社では先がないなと50才で実感しました。大きなターニングポイントです。その環境の変化に、自らが適合しなければなりません。その時に大事なことは、自分が前提としていたありたい姿の、条件を棚卸して、見直し、あたらしいありたい姿を再構築しないといけません。私の場合は、以前の、会社で・・・、から、自分の人生をハッピーに、楽しく面白く生き続けるというありたい姿に変えました。そうすると、前の会社で、どう出世するかでなく、自分はどこでなら、活躍できるか、お金がもらえるのか、自分のやりたいことが存分にできるかということを、自ら考え実行するようになります。その結果、2社で雇われ社長をしたあと、自分の得意分野で起業、自営業になりました。仕事、経済面、は運も良く、会社なら定年をすぎた今でも順調です。自由時間も大いに増え、やりたかったことはほぼできています。会社時代一番大変だった、組織上下人間関係もありませんから、ストレスフリーで、あちこちガタはきていますが、いたって健康です。人間関係も人から好かれることはやめましたし、嫌いな人とはつきあわないのは気楽です。ただし、仕事は自分で獲得しないといけないのでたいへんですが、ぼーっと、していられないのは、脳の良い刺激になり精神的には若くいられます。

きょうの結論、自分のありたい姿は、状況、環境によってどんどん変えていきましょう。昔作った理想をあきらめずに求めるなんてことはナンセンス。どんどん変わって行けばよいのです。ちょっとした勇気をもって踏み出せばよいのです。

それでは、チュース!!

 

 

 

566.社畜の源流

台風15号は、千葉県に多大な損害を及ぼし、電気の全面復旧までにあと2週間かかると昨日東京電力が発表しました。電気はあるのが当たり前になっていますが、ないと本当に生活ができません。私もさっそく緊急用に七輪と豆炭をアマゾンで購入しました。ところで、ダイアモンドオンラインが、これに関して「台風15号で浮彫、日本人の社畜マインドの根深さ」というテーマで、電車が日中復旧すると用もないのにとりあえず、会社に向かう人たちで駅、電車は超満員という記事でした。まぜそこまでして、社畜の参勤交代とまで言われても、そこまでして会社に行かなくてはいけないのか、国や鉄道会社は不要不急の人は、電車に乗らないでといくら言っても、戦後何十年もこの風景は続いているようです。会社は、「気をつけて出社するように」「来ていないのは君だけだ」と来ない人を批判するので、行かざるを得ないのです。会社の同調圧力は絶大です。一昔前なら、台風が来ようとそんなのは関係ない、早めに来るとか、自分で考えて、いつも通り出社しろという会社がほとんどでしたから、その頃よりはよくなってはいます。

筆者によるとこの元凶は戦時中にあるのだそうです。戦時中大空襲があった次の日の朝日新聞1945.4.19に、「官吏も会社員もただ周囲に対するメンツだけで、勤務先に行っていないか。行くだけで、何もしないで引き上げるのなら非生産的、大空襲の次の日は、生産関係者だけの乗車にすべき」という社説、当時から何があっても会社にはいくという習慣、価値観が出来上がっていたのです。それは国家思想教育キャンペーンの「困難は秩序を重んじれば乗り越えられる」という徹底した洗脳教育で、鉄道輸送はパンクしそうになっても、日本国民のひたすら秩序、マナーを守ることを義務付けられた我慢してしまう習慣で乗り越えてしまったそうです。抜本策でなく我慢という暫定策で乗り切ったのです。これは、日本人の国民性よりも、習慣づけという叩き込みによって成し遂げられたという結論です。実際に空襲を受けた名古屋の工場の様子を、次の日の読売新聞1944.12.15は「被害にあった工場は、平常通り操業され、出勤率は向上した。これは実際に敵が来て、肝がすわり、覚悟ができた心理の表れである。全身を包む職場感が、彼らをたくましく鍛えている」とあります。近くのどこかの国のような状況です。空襲がきても、被害を受けても会社には普通にいかなければならない職場感が強く醸成されてしまっているのです。

この職場の特攻隊精神教育を受けた人たちが、戦後復興のリーダーになっていき、この令和の時代でも、「死ぬ気で働け、仕事取ってこい」「あたって砕けろ」「明日死ぬ以外は休暇とるな」などが、代々職場の特攻隊思想として受け継がれて今になっているのです。だから、台風くらいで会社に来られないなんでありえない、這ってでも来い、と思っている上司、職場風土の残っているところはまだ多くあります。個人の意向より、職場全体の雰囲気重視です。

たしかに、なるほどと思いました。日本人の勤勉性は、本来の性質によるものではなく、おかみや、上からの思想教育を、国民は従順に受けたか、周囲への影響を考えて個人としては抵抗できなかったのだと思います。戦時中の話を聞くと、兵隊の横柄さも嫌だったが、5人組の監視制度がなにより嫌だったと聞きます。隣組制度は監視制度です。すぐお上に通報されます。

それに加えて、私は、会社員は会社では、成果を上げることより、良い評価、評判を得ることが出世の条件ですから、台風の時に、来なかったというのは、評判を落とすかっこうの材料です。ですから、みんな何はともあれ、会社に行かないといけないのです。それはボーナスにすぐ効いてきます。リモートワークや在宅勤務が、話題になりますが、それは仕事の成果と評価が、きちんとつながっていることが前提です。上司が鉛筆なめなめで、評価が決まるとしたら、新しい働き方はうまくいかないでしょう。社畜をなくすには、組織、会社に頼らずに、生きていけるスキル、能力、資格を持つことです。医者、弁護士、会計士、看護師、栄養士、などは組織にいても社畜になる必要はないのです。嫌ならやめて、新しい職場を探すか、自営をすればよいのです。日本と、欧米、アジアで働く人たちを見て、日本人のストレスの元凶は社畜マインドにはまっているところにあると私は思っています。

それでは、チュース!!