580.仕事のモチベーションは誰の責任なのか?

昔、コーチングを勉強していた時に、セミナーでペアになってのコーチングのレッスンの時、相手の人が、「私は今の仕事へのモチベーションがありません。コーチングで私をヤル気にさせて下さいと」と言われて、ケンカになったことがありました。ゴールに向かう気がない人へのコーチングは無理だからです。しかしよくよく考えると仕事へのモチベーション、動機づけは誰の責任、役割なんだろうと思っています。もちろん、お金や、役職の報酬、やらない時のペナルティはあったとしてもです。最近若い世代に共通する、やらされ感満載の空気はなんとかしないとホントに思います。

マズローの欲求5段階とか、行動科学などの学問はいろいろありますが、仕事にあてはめるとしっくりきません。仕事をするには、3要素のmust, can, will が必要ですが、そのwillの部分です。Mustは、会社が決めますし、can(スキル・技術)がなければ仕事はできませんが、習熟すれば大体持てます。やっかいなのはwill、やる気です。昭和の時代なら、仕事にヤル気は関係ない、ただやるだけ、嫌ならやめろ、お前の替わりはいくらでもいるでしたが、この40年で時代は変わりました。最近の若い人の中には、自分がヤル気が出ないのは、職場、上司がそういう環境を作らないからだと、公言する人もいます。さすがにそれは間接的には職場環境もありますが、まず本人の問題だと思います。

まず、お金さえもらえれば、成長や出世は全く興味ありません。短時間で楽な仕事がいいという人もいます。こういう人に時間をかけるのは無駄が多く、金とムチだとわりきります。まず人は仕事を選ぶときに、できるだけ自分の適性にあった、好きな仕事をやる可能性の高い仕事、会社の選択が大事です。海外でグローバルなビジネスをしたいのに国内専門の会社ではだめです。専門の技術職を身につけて活かしたいのに、セールスだけの会社では意味がありません。ですから、最初にある程度自分のやりたいことを見極めておくことが大事です。技術が好きなら、大学よりも専門学校のほうが有利です。今の時代超難関大学以外なら、大卒の見栄をはっても意味がないでしょう。自分の強みとしたいところを若いうちから意識しておきましょう。一番良いのは、国家資格の医師、弁護士、会計士、薬剤師、看護師などです。自分の興味と能力、経済力にあった資格を取るのが賢明です。会社に入っても転職はしやすいです。

もし、そこまでの興味、技術がなく会社に入ったとしても、そこで自分が活躍できるところ、成長できそうなところを探して、会社、上司に言い続けることです。そのための勉強は必要ですが、たいがいの大手の会社なら自己申告制度もありますし、2~3年のうちに希望に近いところに変われます。行きたい職場の人とネットワークを作って引っ張ってもらうのが早いです。自分の意思で動かなければだめです。では、会社はどんな環境を作るか、それは部下の特性を活かした職場を与えることです。そして、その仕事の意味、目的、背景、どんな成長でできるかを会話、対話を通して伝えることです。成長してきたら、フィードバックも的確にしてあげることです。会社の仕事は、最初から好きということは少ないです。やっているうちに、覚えてきて自分でコントロールできるようになると面白くなってくるものです。それも伝えます。そして、どうしても向かないと判断したら、異動させることです。それから、日本の会社は、他部門の仕事内容や、人間を知って総合的にチームワークで働く場であることも伝えて、今は無駄と思ってもそのうちに役立つことがあることも言葉で教えてあげることです。

それでは、チュース!!

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