569.出番のないベンチ

絵を見るのが好きなので、時々画廊をぶらついています。ふと目に留まった、絵の題名がそれでした。小さな野球を始めたばかりの5、6人の子供たち、背番号も二けたで10番台後半、20番台ですから、補欠でも下のほう、試合の出番のない子供たちが、無邪気にたむろしています。優しくそれを見守る親の目が、ほほえましく、ほのぼのとした絵でした。あとでググってみたら、油絵作家の有名な人で、その作品はシルクスクリーンで150枚刷ったものが、いまは絶版になっているほど人気らしいです。思わず衝動買いしそうになりましたが、216000円もするので、とどまりました。家に戻って複製作品を8500円で購入しました。事務所に飾っておきます。

この絵の、題名がなんとも私に刺さってしまいました。子供なら大きくなれば、出番もやってくるかもという期待もあります。しかしサラリーマンの世界では、出番のない仕事、職場についたら、窓際の宣告でもう終わりだよなという思いが頭にめぐりました。会社では、成果を出しても、評価されずに出番のないベンチに送られることは若くてもありますし、55で役職定年を迎えれば、全員ほぼマネジメントの世界からは引退です。そうなったら、ただ淡々と仕事をするか、後輩指導、育成に情熱をもやすか(現実には少数)、老荘思想に入って、世捨て人になり、仕事は生活の糧を得るための手段として、趣味の世界に入るかです。しかし40才台で出番のないベンチに回されたら、まだエネルギーとヤル気もあるのですから、うつうつとした毎日になります。起死回生もあるでしょうが、一度社内、上に嫌われたら、そう簡単にもいきません。あがいても無駄なことになります。よっぽど買ってくれて、自分のところに引き取ってくれる上の人がいないと無理です。もしそうなったら、出番を求めて、社外に出ることです。40才台ならまだ全然大丈夫です。自分に世の中で通用する、スキル、ノウハウ、技術を売り込んで、買ってくれる会社も見つけることです。勇気があれば起業するのもいいでしょう。

きょうの教訓、出番のないベンチにいつ回されるかはわかりません。その準備として、社内に斜め上で、自分を評価してくれる人をいつも探して、懇意にしておくこと、それから、社外でも通用するスタンダードな技術、能力を磨いておくことです。始めから世捨て人でいい人は別ですが、元気で、エネルギーのあるうちは、自分が活躍できる場所を求めて、怖がらずにどんどん外にでていきましょう。

それではチュース!!

その絵です。昼から夕方になっても、同じ風景です。副題が、全力抵抗となっているのですが、真意がよくわかりません。補欠でも楽しくやっているということなのでしょうか?子供ではそこまでは考えませんよね。

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