438.日本人は海外駐在の時と東京本社に戻った時で人が変わる

アントワープ市街のカフェでビールを飲んでいると、年配のベルギー人が日本人かと言って話しかけてきました。日本の大きな会社数社の海外エージェントとして長年仕事をしてきたことがあり、こちらが日本人ビジネスマンと見て話しかけてきました。最近の経済動向、ワールドカップ、中国の成長などを話したあと、日本人駐在員の話題になり彼は興味深いことを言いました。多くの日本人とつきあったが彼らは、現地にいる時は自分たちと同じ価値観を持った人間だと思っていたが、東京に戻ると人が変わってしまい、とたんに話がわかりにくくなり、通じなくなると言っていました。違う人間になってしまうと言っていました。戻ると本社のきっちり決まった本社の戦略、方針の代弁者になってしまい、なかなかこちらの事情を理解してくれようとしてくれないとのことで、それを奇異に感じていました。他の国ではどうなの、と聞きますと日本の会社が多いから良く分からないけど、欧米系の会社では現地でも本社に戻ってもあまり変わらないとのことです。

もちろん、日本人でも現地駐在でも東京しか見ていない人もいますし、多くの日本人スタッフを抱えて直接現地人と話さない人現法トップいます。また東京に戻っても同じように振る舞う人もいます。欧米の人から見れば日本は戦後大きな経済発展をして有数の先進国になったので、きっと人間、価値観も自分たちと似ているに違いないと思うのもしれません。確かに他のアジアの国よりは欧米に近い価値観だと思いますが、私の経験では、駐在員は海外にいる時と、東京本社では環境が違います。海外では最前線で現地で働き、現地のエージェント、スタッフとも彼らの価値観・文化の中で自由に発言、行動できます。そのポイントは自分の思ったことは本音で何を言ってもよく、それが尊重されることです。東京本社も海外のことはよくわかりませんからその態度、言動も多めに見てくれます。

しかし東京に戻れば、厳しい管理のもとガチガチの規則、ルール、しきたりがあってそれに従わなければなりません。会社の戦略、方針通りに海外現法、エージェントを指導、管理を要求されます。自分の判断の自由度はかなり少なくなります。明確な敬語が存在しヒエラルキーははっきりしています。日本、日本語では自由な発言は控えるような空気があります。その違いに違和感を持つ海外の人間は多いと思います。しかしその変換、日本適応できないとその時点でその社員の評価は落とされます。それが多くの日本の会社の伝統です。この方式はビジネスモデルが安定している時は、無駄がなく効率的に作用します。日本の会社は1970年から2000年くらいまでです。そのあともその時代にマネジメントに上がった人はそのやり方を踏襲します。自分の成功体験ですから当然かもしれません。私の考えでは、日本本社内でも自由な発言が上下関係なく出てくるような環境がこれからの環境編変化への適応の時代には必要と思うのですが、どうもそうはなっていない、そちらにはいかないように見えます。それはまだ今のやりかたでマネジメントが困っていないからでしょう。

若い時から自由な発言をしたければ、そのような業界、会社を選んでいくべきでしょうしょう。日本にもあります。または外資系ならほぼ大丈夫です。しかしそこには、年功序列や定年まで働ける保証はないことを覚悟しないといけません。

それでは、チュース!!

 

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