409.新人はしたたか、しっかりしていて期待できる

普通は管理職や役員を相手に仕事をすることの多い私ですが、この時期は新入社員研修のピークで講師として私にもいくつかお呼びがかかります。私の経験や体験談などはあまり役にたちませんが、社会人としての基本的ルール、マナー、エチケット、考え方などをしっかり教えることはできます。しかしそれより最近の若者の生の新人たちはどうなのだろうかと、自分自身の好奇心から新人研修の仕事はしています。巷の噂で昨今の若者はゆとり世代で頼りない、指示待ちで自分からは動かないというのは、真実なのかどうか自分で確認したいと思っているからです。もちろん対象になる会社が大手であることもありますが、今年会った若者たちも、私の新人時代に比べはるかに実に自分の人生を考え、その中で仕事にどう向き合うか考えている人が多かったです。私のほうがはるかに甘くいい加減だったと思います。40年前はまだまだ日本経済に勢いがあり会社に入ればあとはなんとかなるのではと思っていました。

昨今は空白の10年、20年、リーマンショックと日本の先行きへ明るさがなくなり、大きな会社に入っていれば大丈夫と思う人の割合は格段に減りました。ですから、ブランド会社に入っても、会社ブランドへの依存度は減り、自分はその会社で何ができるようになるか、どんな価値が出せるかを入社の時から考えています。その背景には会社の業績が悪化すればすぐにリストラ、放りだされるという危機感を多くの新人は持っているからです。ですから成長感を感じなくなると辞めてしまう若者が多いのです。転職に関する挫折感、抵抗はほぼなくなっています。それだけシビアに会社を自分を見ている人が多くなりました。特に女性の新人がどの業界でも10~20年前に比べたら圧倒的に増えています。一般職、総合職という区別を男女間でする会社も激減しています。女性の新人が半分以上の会社もたくさんあります。彼女たちは仕事に真剣です、腰かけ入社とか、寿退社は死語になりました。自分のライフイベントをしっかり見極めた上で、生涯会社に勤める、仕事をする人がほとんどです。良い意味で男女が平等になりつつあります。ちなみにデート代も男女割り勘が普通なのは当世はあたりまえとどこかに書いてありました。少し新人、若手男性がひよわに見えることはどこの会社でも同じ現象だと思いますが、優秀なしっかりとした若い男性もたくさんいますから大丈夫です。女性の躍進がとても目立つからそう見えるだけです。多くの新人は新人研修までは会社に異端と見られるとまずいと忖度して、誰もが茶髪を黒髪に戻し、男はダークスーツ、女は黒い就活スーツで様子見て、おとなしくしていますが内側は自分の柔軟な考え、意見と、それを言う度胸と腹は座っているように感じます。その能力、気力、体力は十分にあります。あとは先輩、上司が個人の適正にあった形で、適切に仕事の中で鍛えていくだけです。

実は私が心配しているのは、新人ではなくてそれを受け入れる側の問題です。現在は会社側の買い手市場ですから、新人に入れてやったのだ、おまえたちの替わりはいくらでもいるという、上から目線、態度をするところがあります。古い会社のしきたり、体質を若い人たちに会社の伝統として無理やりに押し付けることがあります。新人は便利にこき使えばよい、ブラックでもかまわない、育成など全く考えない人たちもいます。希望を持って入ってきた新人を無視または、かまわないで、新人を早期退職に追い込む職場もあります。せっかく自分の人生をかけて入社してきた新人たちです。是非最初はしっかりと厳しくまた優しく指導し、きちんと向き合って関わってあげてください。新人の時の良い、悪い思い出はずっと一生残っていきます。それでは、みなさん温かく新人を迎えてあげてください。
それでは、チュース!!

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