225.同調圧力からの解放 その1

同調圧力からの解放、ちょっとおおげさな言い方かもしれませんが、サラリーマン生活が長かった私の国内、海外のビジネス経験の中で、国内で働いた時に周囲から受ける同調圧力が一番つらかったし、それで悶々としました。それをはねのけて、自由に、自分らしく、自分の持っているものを使いきろう 摩擦を恐れるな、摩擦は成長の糧と開き直って発言、行動もしましたが、私のいた日本の会社では受け入れられませんでした。もしそれがうまく解放できれば、日本の会社にとっても、そこで働く社員にとっても大きなプラスになると思っています。何回かにわけてブログに書いてみます。

日本の多くの会社は変革の過渡期にあり、社会環境が大きくかわり、伝統的な会社のビジネスモデルのハード部分(外見・形式)だけでなく、そのソフトもかわりつつあります。しかしいまだにムラ社会は多くの会社に残っています。たがいに干渉しあい、一人にはさせない。しがらみを作る,親分、子分の関係を作る、言いたいことは自由に言えない、周囲の反応に配慮しないといけない等々です。それは仲間意識を強くする良いところもたくさんありますが、いきぐるしく、人間関係でのストレスがどんどんたまっていきます。最後は上に従うだけで、何も自分の意見はもたないようにしようというところまでいきます。日本は欧米のように、意見が違うのはあたりまえという文化ではありません。儒教の上下関係円満ベースの和をもって貴としが共通価値観です。欧米での会議が楽なのは、意見が同じでは価値がない、たとえ間違ってもOK、意見が違いのが前提だからです。ですからコミュニケーション、ダイアローグ(対話)が進化していきます。違う意見をどうやって折り合いをつけるか、妥協していくかが大事なプロセスになってきます。たとえ会議で意見が異なっても、それはあくまでその仕事だけの話で、会議が終わったら感情的なしこりができることはありませんでした。

でもこれは、日本の会社だけの話ではありません。私たち日本人は、知らず知らずの内に、他人(世間・会社)のモノサシ・価値観で生きることにならされているように感じます。私の祖母は明治初期生まれの恐い人で、子供頃、私が何かすると「そんなことしたら世間の人から馬鹿だ、馬鹿だと言われるよ。」言われ続けました。なぜ、私の行為がいけないのかという説明はしないのです。ですから私は、自分の主張をするより「世間から馬鹿だと言われないように生きる」ことが体に刷り込まれ、それがいまだに残っています。

会社では、上司から、会社のためにならない、会社の方針に反している、会社のルールに合わない、他の同僚の迷惑になるという、ことをある時はちくちく、ある時は罵詈雑言の雨あられのように言われます。そしてだいたいの人は、おとなしくなるか、つぶれていきます。上から、周囲から嫌われないように生きる。そうしないと村八分にされ、集団の中で生きていけません。何年か前にブームになった半沢直樹の世界は、フィクションでは痛快ですが、現実にはありません。もっとうまくやらないとだめなのです。

これは、言いすぎかもしれませんが、日本の会社は本当は、社員が自分に自信が持てないように育てることを目的にしているような気がします。他の会社では通用しないように、社畜にする。そういう条件づけをします。私の上司もよく「お前らなんて、他で通用しないできそこないだ、替わりはいくらでもいる、しょうがないから俺のところで使ってやっている」と暴言を吐いていましたが、それを聞いてもその会社には咎める人はいませんでした。そのパワハラ上司は部下の扱いはどうであれ、高い成果を出すので評価されるのです。たぶんそれが、当時のタテ社会の会社の常識でしたし、ひょっとしたら今でもブラックと言われる会社では横行しているかもしれません。

同調圧力を肯定する、こういう意見も出てきます。
・自分は何がやりたいか、何になりたいかがあるか、そんなのないからサラリーマンになったのだから、流れに任せていればいいんだよ。
・子供時代、学生時代、就活、新人時代、中堅社員 言われたことをそつなくこなしてきた。そのままでいのではないか。
・会社はしっかり、やるフリだけをしていればいいんだよ。そんなマジになって本気になって仕事をしては損だし。上から煙たがられるよ。

よく社長かさんたちから、うちの社員は、力を出し切っていない、持ってる力の30~40% でやめている、あと10%出せるようにして欲しいと頼まれますが、枠から飛び出る意見や、違う意見を嫌う会社の組織、体質が、社員の力を制限しているような気もします。何を言っても、会社をよくしようとしての発言なら大丈夫という環境ができれば、状況は変わってきます。

きょうは、同調圧力への問題提起です。この話進めていきます。

それでは、チュース

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