72.私がUSA通関をクリアできないのはなぜか?

今回のボストン・ローガン空港での通関は何事もなく通過できました。ただ新しい米国ビザ免除システムESTAの入力画面でどこかで読んだ旅行ガイドに、すべてNoと答えれば良いと書いてあったので、最後の質問「以上の質問は正しいと宣誓できますか?」と聞かれて、これまでもNo答えてしまいそうでした。難しい英語ではないのですが、私の見たところでは日本語の案内がなく10人中半分3人くらい係員に聞いていました。でも無事クリアでやれやれです。実は過去私はアメリカ入国で何度もつらい経験をしています。パスポートコントロールはクリアできるのですが、その後の通関が鬼門です。別室に連れて行かれてシビアな荷物検査を何度も行けました。シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨーク、まるで手配書が回っている感じでした。通関で荷物を待っている時に、麻薬犬、食物・植物検査犬が横につきます。個人客だから怪しまれると思い、団体ツアーなら大丈夫と思ってANAワールドツアーに潜り込んでも、検査官から「君こっちに」と呼び止められます。そして別室の検査室で念入りな荷物チェックです。所持品全品出したあと、スーツケースの縫い目を調べ、歯磨きチューブの中身まで押し出します。15分~20分のチェックの後、毎回「No Problem」と言われて釈放されるのですが、パンパンに入れてあった荷物をまた最初からパッキングするのはたいへんです。Big Problemです。外に出てくると、同行のドイツ人や英国人から、「住永と一緒だと時間がかかるね」と毎回嫌味を言われます。

何故なのか、全然わかりませんでした。欧州からラフな格好で日本のパスポートの入国だからかなと思っていました。でも他の同僚日本人はそんな経験はしていませんでした。ある時、経験豊富な商社の先輩にその話をすると、即座にそれは、

「君は、コロンビアの麻薬密輸組織の運び屋、トップではなく、No3かNo4 に間違えられている。」

と明確に国名、役割、序列まで断定して言ってくれました。確かになるほどなとうなづけます。コロンビア人はモンゴリアンの顔に近く、色も黒くて、目がギョロギョロ、小柄、髪もわけていない、服装もきちっとしていない。私はトップほどの押し出しもない。私のその時の風貌にぴったりでした。

それからはアメリカ入国の時は、より日本人のイメージに近くするため髪もきちんと分け、スーツ、ネクタイをしました。すると無事に通関できる確率が格段にあがりました。

しかし実はドイツの空港でも同じことが何回か起こりました。デュッセルドルフ駐在の頃、毎週英国のルートン空港近くの会社に出張がありました。毎週なので経費節約で格安航空会社を使っていて、その航空会社の発着空港はデュッセルドルフの隣町メンシェングラッドバッハという小さな空港でした。ターミナルビルの真ん前に駐車して、3つしかないカウンターでチェックインした後、その横のドアから外に出ると小さな飛行機が50m先に駐機している、のどかな空港でした。出国は良いのですが、入国の時、ドイツ人は何事もなく通関をパスしていきます。唯一の日本人である私が通関をパスしようとすると別室にいた係員が、私を監視カメラで見つけて飛んできます。そして例の別室荷物検査が始まります。日帰り出張ですから、小さなバックだけですぐに釈放なのですが、ある時係官に「なんで私だけ調べるの?」と聞くと、「おまえ日本人だろう。普通の日本人駐在員はこの空港は使わない。おまえは普通じゃないだから、何か麻薬でも密輸しようとしているのだろう。」との嫌疑でした。私にとっては、通関検査、麻薬は、危ないキーワードです。

それでは、チュー

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